「介護保険からの卒業を考えてみませんか」
この地域ケア会議を主催する地域包括支援センター
愛仁園センター長の渡辺こづ江さんは、
冒頭で次のように挨拶されました。
「生活機能改善することで、介護保険から卒業をめざしましょう。
そして地域の中でどのように楽しく暮らしていくかが、
今回の会議の目的です。」
地域ケア会議のあり方にもいろいろありますが、
今回は専門職の方々に加えて、
町内会の近所の方々を中心にした介護保険卒業に
向けてどのようなことができるのかという話し合いでした。
まばらに家が建っていて、
周辺の家々の雰囲気や喧噪が感じ取れる
昔の風景が次第に薄らいでいき、
同時に近所付き合いも遠のいていく歳月の中で平等に歳を取っていきます。
やがて、病気になり、障がいをもち、不自由な生活が迫って来た時、
ご近所の支え合いの仕方を考え直して見る機会となりました。
地域支え合い推進員の沼口奈美子さんは、
二か月に1度集まって、地域のニーズをていねいにひろい集めています。
そこで「見守り隊」に行き着いたのでした。
見守りにもいろいろな見守り方があるといいます。
今後協議体を作って具体的にしていくことが提案されました。
方向性がしめされましたので、大いに期待したいと思います。