ブックタイトル北斗みらい展望 Vol.62

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概要

北斗みらい展望 Vol.62

もし自分や自分の家族が要介護者になったら、どんな支援をして欲しいか来年春には「自立した在宅生活を支援する施設」として、老健施設が竣工予定です。既に完成している十勝リハビリテーションセンターと、サ高住「あやとり」を含めた「北斗福祉村」の完成を目指しています。在宅復帰を難しくしている理由病気になって障がいを負ってしまっても「できるなら自宅に帰りたい」と思っているのが本音だと思います。ですが、自宅で暮らすことを半ばあきらめてしまっているようにも見えることがあります。それは、そのあきらめの背景に家族に迷惑をかけたくないという配慮が見え隠れするのを感じます。ただ、その在宅復帰を難しくしている理由のひとつに、自身の自立が不十分であるということが大きいように思えるのです。自立の道を歩めるように支援していく自分のことを自分でできることの尊さは、そのことができなくなってはじめて感じることかもしれません。「排泄はおむつ、食事は経管栄養、移動は車椅子」の生活から脱却して自立の道を歩めるように支援していくことがどれほど重要で多くの人々が望んでいることか。この支援を実現していくために、北斗は老健施設を在宅の拠点として明確に位置付けました。いつでも対応する体制を整えて在宅生活を継続していくことは、容易なことではありません。本人はもちろんのこと、家族の介護負担があります。ですが、このご家族の介護負担をいかに軽減老健ほくと(仮称)プロジェクト責任者品田慶太(開設準備室長・自立支援事業部長:理学療法士)という視点に立って考え始めた老健ほくと(仮称)づくりの途上にて8