第40回カンタキ健康かふぇ
「私の避難袋見せちゃいます」
北斗病院 看護師 賀佐洋子
”災害は突然やってくる”という当たり前のことを、
忘れてしまうことが実は普通の事だと言います。
返って、いつ災害が襲ってくるかと
いつも不安な状態を想定し続ける事の方が問題ではないかと言います。
とはいえ、その災害がいつ何時襲ってきても、
最低限の対応策を準備しておくことは必要ですね。
今回は、東日本大震災の時に、
看護師として宮古の病院に支援に駆けつけた
賀佐さんの避難袋を見せていただきました。
災害の現場を目の当たりにされた看護師として、
どのようなモノが必要かを体験してこられたので、
その一部をご紹介しましょう。
飲料水、給水袋、レトルト食品、缶詰、
栄養補助食品、はさみ、多機能ナイフ、
食品用ラップ、アルミホイル、簡易トイレ、
常備薬、マスク、ラジオ、懐中電灯、
タオル、家族の写真、笛等々。
まだまだたくさんありました。
何と8㎏もありました。
食品は、消費期限のことがあるので、
ローリングストックといって、
常に一定量をストックしておくという方法です。
使って補充してというサイクルで、
いつも最新のものを備蓄していくことを
勧めますということでした。
実際に、その避難袋の中にあった
アルファ米にお湯を注ぐだけで作って試食してみました。
それが結構美味しいのです。
緊急避難的に食べるので
あまり期待はしていませんでしたが、
その種類もたくさんあって、
ぜんざいなどデザートもあるほどです。
いざと言うときに備えて
お店でいろいろと調べてみてはいかがでしょうか。