第38回カンタキかふぇ
「成年後見制度について」
老健かけはし ケアマネジャー 菅野文寿
日本の高齢化率は今が28%位ですが、
30年後には40%を超えるのだそうです。
その高齢化に伴って、認知症などによって自分で判断することが
不十分になる方も増えてくることが予想されます。
その時に頼りになる「成年後見制度」です。
成年後見人が本人に代わって財産管理、
介護の契約や取り消し、金銭管理などを行ってくれるというのです。
大きく「法定後見制度」と「任意後見制度」があります。
法定後見制度には、「後見」「保佐」「補助」という3段階があります。
これは、ご本人の判断能力が低下してから申請する制度です。
何だか難しい雰囲気になってきましたが。
一方、任意後見制度は、
判断能力が低下する前に後見人を自分で決めて
契約するというものだそうです。
誰でも後見人なれるわけではなさそうですが、
このようにいくつかのやり方が整備されているということですね。
申し立て先は、家庭裁判所だそうです。
帯広市には、成年後見支援センター「みまもーる」という所に
相談窓口があります。
(20-3225)詳しくは知らなくても、
こういう制度があるということの概要を知っていることは、
何かの時に頼れるのではないでしょうか。
菅野さん、また詳しく教えて下さい。