第37回カンタキかふぇ
「転倒しないための工夫」
老人保健施設かけはし 理学療法士 角張祐介
転倒は、屋外よりも圧倒的に屋内で起こることが多いのだそうです。
そう言われれば、階段やちょっとした段差につまずいて
転びそうになることは日常茶飯事ですね。
そんな時、何とかこらえて転ばないように
踏ん張れるかどうかですけど。
転倒を経験すると、また転ぶのではないかと恐怖心がでてきます。
すると歩くことを控えたりしていくと、だんだん歩けなくなります。
最も転んで骨折してしまえば、痛いだけではなく、
身体的に制限が出てきますので、これまた歩けなくなるということ。
転倒の原因は、筋力低下や病気だけでなく、
もっとたくさんあるようです。
姿勢不良、視力障害、感覚障害、服薬などもあると教えてくださいました。
不注意な自分が悪いと思いがちですが、
基本の原因を探る事が大切だということですね。
転倒を予防するために、注意する3つのことを教えてくれました。
①水分、②栄養、③運動です。
水分は身体と意識を活性化させる。
高栄養は活動性を上げ、
食物を良く噛むことで姿勢を安定させるといいます。
運動は、筋力低下ですが、使わない筋肉が増えていくことで、
動きが不自由になるという事でした。
と言うことは普段使わない筋肉を使っていけば良いようです。
その一つをお教えしましょう。
足の指でグーチョキパーとじゃんけん運動が良いようです。
暇なときにやってみて下さい。