第33回カンタキ健康かふぇ
「高齢期のストレス」
社会医療法人北斗 臨床心理士 齊藤 匠真
高齢期って、現在は65歳以上のことを言いますが、
最近日本老年医学会から75歳以上では
どうかっていう提案がされているようですね。
65歳というと最近ではまだ若いというイメージなのでしょうか。
ストレスは、まあ誰にでもあるもので、
特に高齢期に起こりやすいストレスは、
身近な人との死別、病気になりやすい、生活の変化などがあると。
それはおおむね「嫌な出来事」であって、
そのことに対する感じ方が
人それぞれ違う所から問題に発展する可能性がでてきます。
ストレスはダメなものかどうかというと、
どうもダメなことばかりではなさそうです。
「ストレスは人生のスパイスだ」と言い切ったハンス・セリエ先生の言葉です。
適度なストレスは心を引き締め、
過度なストレスは心身にダメージを与えるという捉え方です。
多くの対処の仕方の一つに
「考えないようにする」というのを教えていただきました。
すぐに忘れてしまいなさいと言うことでしょうか。
そう言われれば、考えてもどうにもならない事って結構ありそうですね。
持ち越し苦労や取り越し苦労をしないということでしょうか?