第30回カンタキ健康かふぇ
十勝リハビリテーションセンター
作業療法士 阿部 正之
「人は作業をすることで元気になれる」
”生活不活発病”という病気をご存じですか。はやい話、「使わない機能は衰える」ということらしいです。衰える機能にもいろいろあって、例えば認知能力が低下し、QOLが低下し、身体が硬くなり、ケガをしやすくなり、骨や筋力が低下し、ひいては老化が進むという、けっこうコワ~イ病気のようです。しかも、ひとたび起きると、どんどん悪循環に陥っていくというではありませんか。もっとも人間は楽に流れるのが普通のようで、動かないで楽をすると楽なことしかできなくなるのですね。生活不活発病への対処の方法は、ただ行うのではなく、例えばもっと自由に歩けるようになったら、散歩に行きたいという目的を持ってストレッチや脳トレをやる事行うことが大切だと言うことでした。