第32回あおぞら健康かふぇ
「放射線検査はここまでできる」
北斗病院 診療放射線技師 加藤 徳史
放射線は、もともとレントゲン博士が発見されたということで、
レントゲン検査と呼ばれてきました。
この放射線は「物を突き通す力を持つ目に見えない光」と言われ、
そこで博士は数字の未知の数を表す「X」の文字を使い、
仮の名前としてX線と名付けたのが始まりだといいます。
従来のX線単純撮影と違ってCT検査は、機械を回転させながら、
256枚の写真を0.28秒で撮影するというではありませんか。
大量の写真をいろいろな方向から撮影したそのデータを
コンピュータで計算して、何と立体画像を作る事ができると。
それだけではありません。
撮影画像から皮膚を剥いだり、骨だけを外したり、
内臓だけの写真にしたり、自由自在の写真を作ることができるんです。
凄いですね。
放射線検査といっても、たくさんの検査があって、
今回はX線CT検査に絞ってお話をしていただきました。
今後何回かにわたってお話していただけることとなりました。